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人工生命

人工生命って何?

人工生命 (artificial life) はいま最も熱い研究分野のひとつです。 複雑系 (complex systems) というこれもまた活発な研究分野にも関係しています。 名前が示すとおり、コンピュータを使って生命に関する研究をするのが人工生命です。 この分野では、生命がどのように発生したかをシミュレートしたり、 生物的な現象を理解するためにソフトウェアを作ったり、 進化の仕組みを探ったりしています。 中には、それ自身が生物的な動きをするソフトウェア ー 別の言葉でいえば 人工的な生命そのもの ー を作ろうとしているグループもあります。

Wikipedia: 人工生命

人工化学

人工生命はかなり新しい分野で(一般的になったのは1980年代からです)、しかも分野として非常に広いので、 いろいろなシステムやらモデルがどんどん提案されています。 そんなシステムやモデルの中で、人工化学は台頭著しく、 これから自然界にあるいろいろな振舞いを表現するのに広く使われるようになっていくでしょう。 人工化学とは、基本的には化学反応を抽象的に表現するモデルです。 (物理反応も表現できるものもあるので、「化学」という名前はちょっと紛らわしいのですが…)

Wikipedia: 人工化学(英語)

たとえば、水の分子 (H2O) は2つの水素原子 (H) と 酸素原子 (O) からできていて、それができる反応は以下の式で表わせます。

H2 + O -> H2O

いや、空気中では酸素はだいたい O2 ですが、 それはともかくポイントは、原子のあいだの相互作用がこういう式で表現できるということです。 人工化学では、仮想的な分子を想定して、それらの振舞いをこのような式で表現します。 そして計算機上で反応系を模擬的に実験するソフト(シミュレータと呼びます)を作り、仮 想的な分子をこれまた仮想的なタンクの中に入れ、 ぐるぐるとかき回して反応させて、何が起こるかを見る。 物理反応や化学反応はもちろん生物に関しても重要な役割を果たしてますから、 人工化学はこれから人工生命研究のための重要なツールになるはずです。

シミュレータの画面の例](312キロバイト, 1024×768画素)

この研究室では主に、単純な人工化学モデルを作り、それを使って いろいろな生物現象をモデル化し、模擬実験をしています。 それだけではなく、人工化学と DNA 計算の関係についても研究をしています。 DNA 計算(DNA computing、もっと広くは分子計算 (molecular computing) と呼びます)とは、 コンピュータではなく DNA(細胞内で遺伝子をもっているあれです)を使って計算をしちゃおう、という研究です。

この研究室でこの研究を始めてまだ間もないですが、いくつかの面白い結果がすでに出ています。 非常に有望な分野であると同時に、ほんとに面白い分野ですよ。

最近の研究成果:人工化学で作曲ができる! 曲の例を聞いてみる?

発表論文など

2009年

論文誌

国際会議

研究会発表(査読なし)

2008年

国際会議

2007年

論文誌

国際会議

研究会発表(査読なし)

2006年

国際会議

研究会(査読なし)

2005年

国際会議

2004年

国際会議

技術報告(査読なし)

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(最終更新 $Date: 2010/05/07 06:59:15 $)